待ち人か?強盗か? 呼び鈴に注意
「ピンポーン」
日中自宅にいると何度か呼び鈴がなります。
呼び鈴がなるとインターフォンをとって「Hola(オラ)」と応答します。
ちなみに、電話の応答でもアルゼンチンでは「Hola」を使います。
大抵が
「いらなくなった服を寄付してください」
と古着を集めている人です。古着を集めてどうするのかを聞いたことはないのですが、おそらく転売するのでしょう。別の人も含めて一日2、3回来ることもあります。
急に冷え込んだりすると
「今日は寒いので、暖かい服はありませんか」
と尋ねられ、何も寄付するものがないと気分が沈むことがあります。
そのほかには
「ウォーターサーバーのサンプルを置かせてもらえませんか?」
「切れなくなった包丁やハサミを研ぎますよ」
といった人が来ますが、「これ、買ってください」といった直接的なセールスは意外と来ません。
「殺虫剤をまきにきました」
と訪ねてくることもあります。
こちらは建物のエレベーターに張り紙がされて「〇月 〇日 〇時から殺虫剤をまきます」という事前の案内がされるので、心づもりができます。
とはいえ、すっかり忘れて、呼び鈴がなって「あ、今日は殺虫剤の日だ」と思い出すこともしばしば。
身支度ができていないときや、貴重品を片付けたいときには「すみません。10分後に来てもらえませんか?」と頼めば
「ほかのお宅を終えたらまた来ます」と快く言ってもらえます。
消火器のような殺虫剤のタンクを背負った人が、台所、トイレなどの水回りに殺虫剤をまいて、5分ほどで終わります。
ちなみにこのようなサービスを受けたらチップを渡すのが習慣です。
日々のインフレでどのくらい渡せばいいのかいつも迷ってしまいます。渡す人によっても違うでしょうが、殺虫サービスの人には、外で飲むコーヒーの半額くらいを渡しています。
「配達です」
ネットやアプリ、電話で注文した場合は、身に覚えがある商品や食品が来るので「待ってました!」とばかりにドアを開けますが、
心当たりのない来客は、訪れた人が実は強盗に急変したりと、セキュリティ上、不安があります。
大手電話会社のスタッフだと名乗って、「ネット回線の修繕のため」と家に上がり込もうとしたケースがあったそうです。
海外ではとくに自宅のドアを開ける場合は注意が必要です。

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