3カ月もある!アルゼンチンの長い夏休み
12月からアルゼンチンは夏休みが始まります。
パンデミック前、子どもが通っている幼稚園は、12月の1週目に授業が終わり、翌年2月末に新学年が始まっていました。その期間、約3カ月!

夏休みが始まる日は幼稚園か、小学校か、中学・高校か、または公立か私立によって若干違いますが、2021年の夏休みは12月2、3週目から2月の3、4週目くらいです。

つまり、どんなに少なく見積もっても2カ月。
「バケーションに出かけるから、一足先にお休みします」
「航空券の都合で子供の新学期の授業には間に合いません」
という理由でフレキシブルに休暇を調整する人もいるので、3カ月ほど休む子どももいます。

勤め人の親たちは、クリスマスの時期や年末年始に休みを取ったり、1月や2月にまとまった休みを取って旅行に出かけることがあります。

しかし、このあり余る夏休みをどう過ごすか?

サマースクールに通う


一般的なのがサマースクール。アルゼンチンではColonia(コロニア)と呼びます。市営や民間のスポーツクラブで開かれるコロニアでは、屋内だけでなく、プール遊び、球技、ゲームなどができます。午前や午後の半日、終日と行きたい時間帯を選べますし、終日の場合、お昼ご飯を提供されるところもあるので、親にとってはうれしいシステムです。

また、一日単位、週単位、月単位で通うことができます。
「夏休み中、一週間だけ旅行する」という場合でも、フレキシブルに利用できるので便利です。

コロニアは通っている幼稚園や学校でも開催されることがあります。
通い慣れた場所なので、安心感があります。いつも通っている学校に行くなら、「夏休みって一体なに?」という疑問がふと思い浮かびますが、違う友達や遊びで子どもたちが楽しめるなら良しとしましょう。

そのほかスイミングスクールや音楽教室などでもコロニアを開催することがあります。

祖父母と過ごす


共働きが多いアルゼンチンでは、祖父母が孫の世話をしたり、幼稚園や学校の送り迎えに行くこともしばしば。子どもはお休みでも、多くの両親は働いています。
夏休みもおじいちゃんやおばあちゃんは大忙し!

別荘で過ごす


お金持ちは郊外に家族共有の別荘を持っている家庭も。プールや広い庭で何もせず過ごす人もいるようです。
何もしないとは、なんてぜいたく!

そして、なんと夏休みには宿題がありません!

「アルゼンチンの子どもたちはいいなー」とうらやましく思います。
それにしても長い長い夏休み。

「夏休みをどう乗り切るか?」親にとっては大きな課題です。

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事