カトリック教徒の多いアルゼンチンでは、イースターを祝います。今年は4月14日から17日までは祝日と週末でお休みでした。
木曜日から土曜日はキリストが亡くなった悲しみの日々として、昔は、ラジオで音楽さえ放送されず、楽しみは自粛していたそうです。
それから、この悲しみの期間は肉は食べず魚を食べる習慣があります。ついでに魚の値段が高騰するそうです。
ブエノスアイレス市外の州は宗教熱心な人が多く、今もそのような習慣を守っている人が多いそうですが、ブエノスアイレス市内の住人はそれほど熱心ではなく、ちょっとした休暇で、バケーション気分です。
バケーション気分のお休み
「Pascua( パスクア/スペイン語でイースターの意味)のお休み、どこか行く?」なんて会話がされます。例にもれず航空チケットやホテル代は高騰します。
子どもたちが楽しみなイースターエッグ Huevo de Pascua
スーパーマーケットやチョコレート店、駄菓子屋さんには、卵型のチョコレートが売られます。大小さまざま、派手な飾りやカラフルなラッピングが施されたチョコレートがいっぱい。こうしたチョコレートを子どもたちにプレゼントします。
リース型パンのロスカを食す
ちなみに、キリストが復活したとされる日曜日には、Rosca(ロスカ)とよばれるパンを食べる習慣があります。リース型をしたほのかに甘いパンでカスタードとドライフルーツで飾りつけられています。
こうして、アルゼンチンでイースターは家族で過ごす大事な行事の一つです。