宿題なし! パーティー続き! 親を悩ます楽しい子どもたちの夏休み
アルゼンチンの学年の始まりは2月です。6月に2週間ほどの冬休みをはさみ、12月に学年末を迎え、夏休みに突入します。
そして、翌年2月に新学年開始です。学校や学年によって違いますが、夏休みはなんと2カ月から3カ月もあるのです。
12月は学年末の参観日、お別れ会、習い事の発表会、クリスマスと年末年始のパーティーとイベントがめじろ押しです。そのうえ、2022年はワールドカップの試合が重なり、いつも以上に慌ただしく過ぎました。
ちなみにこの長期の夏休みの期間中、宿題はありません。子供たちにとっては、まさに夢の夏休み!
私もこんな夏休みを過ごしたかった!
ところが親の立場になると、決して夢の夏休みではありません。
近所の子供の友達は出掛けていない。
公園に連れて行くには暑い。
家のおもちゃには飽きている。
となるとほかにやることがない。
家に閉じこもって、テレビやゲームに明け暮れる。
「こんなことではいけない」と子どもと遊ぼうにも、遊びのチョイスが少なく、子どもはすぐに飽きてテレビを見たがります。
そんな時に活躍するのが、アルゼンチンで人気のサマースクール。
スポーツクラブや学校が主催していて、ゲーム、お絵描き、工作、運動などのプログラムがあり、
午前だけ、午後だけ、終日と選べるうれしいシステム。
ところが、子どもの友達や知り合いがいないとサマースクールに行きたがらないという問題にぶち当たります。
そんな子どもを何とかなだめてサマースクールを楽しみはじめ、夏休みのルーティンに慣れたころには、新学年。
新学年になれば、新しいクラスメートや先生、環境に慣れるため悪戦苦闘が始まります。
長過ぎるアルゼンチンの夏休みのおかげで、親の苦労は続きます。

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